Rescue Robot
閉鎖空間探査用レスキューロボットの開発
研究背景
阪神・淡路大震災をはじめとする、大規模災害が発生した場合、災害現場が広範囲にわたり多数発生し、倒壊家屋に閉じ込められるなどで救助を要する人(要救助者)も多数にのぼる。しかし交通や通信網も分断されるため、各現場でのレスキュー活動が主となる。
本研究室では、レスキューロボットを用い要救助者の位置や周辺状況を把握するためのレスキューロボットの開発を行っている。
概要
地下街の災害に強いロボットの開発を目指している。地下街では、GPSといった測位システムが使用できない可能性が高いため、それに代わる測位システムの開発を行っている。また、移動ロボット群を操縦するために無線LANを用いているが、無線LANの欠点である通信の不安定を払拭するためにAd-Hocネットワークを用いた遠隔操縦システムの開発を行います。
現在の開発状況
主に移動センシングロボット群に関する以下の研究・開発を行っている。
1)移動センシングロボット群の測位システムに関する研究
2)移動センシングロボット群のモニターシステムに関する研究
3)移動センシングロボット群の操縦システムに関する研究
4)移動センシングロボット群の無線LANを用いた遠隔操縦技術に関する研究
5)移動センシングロボット群のためのPCボードの開発
6)音波を利用した被災者探査システムの開発